内臓脂肪チェック
肥満は、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の2種類に分類されます。皮下脂肪型肥満は、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれ、皮下脂肪がおなかやお尻、太ももなどに蓄積した状態のことを言います。皮下脂肪が直接的に身体に及ぼす影響はありませんが、皮下脂肪の蓄積は体重の増加を招き、膝や腰などの関節への負担が大きくなったり、睡眠時無呼吸症候群になる危険性もあります。内臓脂肪型肥満は、「リンゴ型肥満」とも呼ばれ、おなかの内臓周りに脂肪が蓄積した状態のことを言います。内臓脂肪の増加は、糖尿病・高血圧・脂質異常症が合併することが多く、心筋梗塞・脳卒中を起こす危険が高くなります。内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態は「メタボリックシンドローム」と呼ばれ、現在注目されています。内臓脂肪の量が100平方センチメートルを超えると、生活習慣病の危険が高まるとされ、見た目がヤセている方でも、実は内臓脂肪が多い「かくれ肥満」の方も増えてきています。また皮下脂肪は蓄積しにくく、落ちにくい性質がありますが、内臓脂肪は蓄積しやすく、落ちやすい性質を持っています。糖尿病や高血圧、脂質異常症などを引き起こす前に、早めの検査と運動や食事などの生活習慣の改善をすることをおすすめします。
料金
アガーラ会員:2,000円(税別)
非会員:3,000円(税別)